わたしは常用のヘッドライトとしてGENTOS製品の
GB-33TFTというものを愛用しているのですが、そういったタイプの製品は明るいししっかりした作りではあるものの、前方に本体ランプ、後方にバッテリーボックスという構成なのでヘッドライトをしたまま仰向けに寝転がる、あるいは壁や背もたれに頭をつけようとするとバッテリーボックスがゴツッと当たります
そんなわけで前方のライト部分のみで全て収容・完結している手軽に取り回せるヘッドライトもひとつ欲しいなと思っていたところ、ご贔屓の近所のディスカウントスーパー「ジェーソン」で手頃なものが入荷しましたので購入。
SET という製品ブランド (平野商会)、 COB型LEDヘッドライト HRN-269 という製品です。ものの 300円程度の価格でした。(ネットでは軒並み 600円台くらいの実売価格なのでもともとそんなに高いものではなかったが)
3AAA(単4電池 × 3本)電源仕様というのは凡庸なのですが、Cob型LEDを採用しているというのが興味をそそります。
光源のCobLEDは見たところ9点の素子で構成されています。
明るさについて、メーカー公称性能がなんと「最大 275ルーメン!!」
素子1点あたり 30ルーメン出せるって感じなのかな。
・・・・ただ公称ではそのように「275ルーメン」とありますが、実際のところハイモードでの実力は目視評価で 100ルーメン前後のレベルかと思います。まぁムラのない広範囲照射なので光束量については目視での判定は難しいのですが、公称ルーメン値の信頼できるLEDランタンなどとの比較でそれくらいであろうと確信しました。また、公称値にはあくまで「最大」とつけてるのでおそらく採用光源のスペックシートにおける最大ドライブ時の最大性能をそのまま記載しているのだろうと思います。(3AAA電源のものは過電流を抑えるために抵抗を入れて抑制しているので光源の最大性能はまず得られない)
なお、3モードで「ハイ」「ロー(ハイの半分程度の出力)」「ストロボ(ハイの明るさで点滅)」「電源オフ」です。操作は固定ローテーションで電源オフにするには必ずロー、ストロボとたどらなくてはなりません。(ハイで点灯してしばらくすれば次に押したら即電源オフ、などという制御にはならない)
素晴らしく明るいとはいきませんが、日常使いでの暗所での視界確保には十分な明るさでムラのない照度を広範囲に得られます。Cob型LEDの拡散照射は秀逸です。なかなか使い易いですがヘッドバンドがちょっとチープで耐久性に不安を感じるかなといったところ