CREE XR-E の P4 ~ R2 くらいの等級のものがワッと出回ってLEDフラッシュライトに本格的な過熱期を迎えていた頃、わたしは UltraFire やら TrustFire やらのライトと並行し国内ブランドのライトもそれなりに買いあさりました。
基本的にフットワークが軽く最新のCREE製光源をスイスイ即時採用していく中華ブランドに対して国内ブランドの製品は採用光源が常に世代遅れなので性能については求めるべくもなく、単純にデザインだとか、なんとなく「いいな」と思わせるフィーリングのみで選定していたように思います。国内ブラントでは「GENTOS」ブランドがもっとも勢いがありポピュラーでしたが、わたしはなんとなく「ELPA」「YAZAWA」などのちょっと人気度の下がるブランド製品を贔屓にしていました。
そんな「ELPA」が当時展開していた「アーミースペック」シリーズの・・・ あれ? これはアーミースペックシリーズじゃなくて「シャープスタイル」シリーズだったか・・・ ともあれ、ELPA製LEDフラッシュライトの初期のハイエンドモデルがこれです。
「ELPA DOP-017」
実売価格で当時 5000~6000円台、長さ約9cmほどのかなりコンパクトなライトです。
まぁ、性能云々よりイカしたデザイン、フラットブラック塗装の高級な質感が売りlの製品ですね。わたしの購入動機はそこでした。購入価格が五千円近かったのでわたしにとっては手持ちの中では高級品。実用に投じることはなくほぼコレクション・観賞用といった存在。
光源は公称で「
3W白色LED」とのことですがこれはおそらく「LUXEONⅢ」
だいたい3Wドライブで70~80ルーメン程度の発光性能のものだったと思います。このライトの実力もだいたい目視の評価で 60ルーメン級くらい。この世代の国内ブラントのものはまだ製品の性能をルーメン値表記で提示することはあまり浸透しておらず、単にワット表記のみの大雑把なものが多かったです。
照射パターンは照射口の形状を反映し おむすび型のやわらかい三角形でその真ん中に強い中心光。パターンはベゼルをまわして調整可能だが綺麗な照射パターンは一点のみでそこから変えると絞っても広げてもいびつな中心光になってしまう。
テールスイッチは本押し(リバースクリッキー)で点灯させますが、半押しで一時点灯させることもできる仕様。ちょっと必要なときに無音でスッと点灯させられるのは便利ですね。
点灯モードは1モード(ハイモード)のみです。
電源はCR123A電池1本。主に カメラの分野で多用される 3Vのリチウム電池で 一般的な(マンガン・アルカリなどの)乾電池に比べてかなり割高。正直、電池のコスパは悪いが、SureFireなどの高級品ではレギュラーの仕様であり電池の特性上 電池残量の保持性(長寿命)、寒冷地での性能維持などの利点がある。
Li-ion 17335 という規格の 3.0V定格に作られたリチウムイオン充電池がありそれで使っていました。なお、3.6~3.7V定格の同サイズの充電池だと故障したという報告例がありますのでご注意。