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ダッシュアッパー

前カゴ付ルックロスで走る人が自身の所持品、購入品をレビュー記録していくブログ。自転車関係、LEDフラッシュライトなどが中心。アクションカメラ関係はWiMiUS製品限定でした・・・

BOIFUN A85 (XHP70) について

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BOIFUN A85 (XHP70) について

最近の潮流で多数流通している「XHP光源採用 & 26650 /18650/3AAA 3way電源仕様 & 本体充電機能 & モバイルバッテリー機能搭載」というスタイルのちょっとごついめハンディライト、ひとつ欲しいなと思って低価格品から物色した末、「BOIFUN A85」を購入してみました。
 → Amazon.co.jp の販売ページ



BOIFUN A85 はエミッタとして公称 XHP70採用(但し「CREE製」とは明記がない)バッテリーは前述の3way仕様で 26650電池が一本付属(単4乾電池用の電池ボックス、18650用のスペーサーもそれぞれ付属)、USB端子を2基ボディに装備し Type-A が入力(ライト本体でバッテリーを充電)、Type-C が出力(スマホへの充電など、外部機器に給電してやることができる。)となる。充電用のUSBケーブルも付属。

■ まずは明るさ
商品到着してまず単純に明るさはどんなものか?と比較してみました。
CREE正規品 XHP50 (bin J2) を18650x2セルで 15Wドライブ(電源電圧7~8V前後に対して電流量約 2Aの 15W出力。理論値で約2000ルーメン)させるライトというわかり易い比較対象があるのでこれと比べます。同じムーンレンズのズーム式なので照射パターンも揃えられる。
・・・なんと、照射し目視で比較するとその照度はほぼ同等、いや、BOIFUN A85 がほんのり上回るか?という感じに。XHP50の方は2セル電源でほぼ全力に近い出力をしているのに対し、BOIFUN A85 は1セル電源なのである。テール電流計測してみたところ、約4Vの電源電圧に対して電流は 2Aそこそこ。単純にXHP50側の半分程度の出力で競って同レベルということなのである。・・・強い。ともに実力2000ルーメン級ということになる。

BOIFUN A85 は公称のルーメン値が「4500ルーメン」という表記なのでそこはスペック詐称ということになってはしまうのだが、おそらくこれは採用光源のスペックシート上の最大出力をそのまま謳い文句に持ってきてしまっているパターン。
個人的には 2000ルーメンレベルもあれば十二分に明るいし、この倍までドライブしたら本体はアチアチ、電池はみるみる消耗していいことないと思うんですよね。実用本位ではまぁ適正な仕様じゃないかなと思います。

■ 光源のXHP70・・・
さて、光源の「XHP70」ですが、XHP70って、正規品はそのエミッタだけできちんとした選別品なら末端価格 二千円近くとかするわけですよ。 → 参考(エルパラさんの売り場 XHPシリーズ)
BOIFUN A85 の結構きっちり仕上げられた機能性も高いやや大型のハンディライトに充電・給電機能も搭載し26650電池もケーブルも付属するこのいたれりつくせりの製品セットが(クーポン適用価格とはいえ)二千円そこそこで買えたわけですが・・・ 普通に考えてコスパおかしいです。ちょっと調べてみましょう。

・・・フロントベゼルが容易に外せるため光源を直接見ることができます。
パッケージサイズ径は7mm、素子は4核の仕切り、パッケージの台座は黄色。
・・・大きさや見た目は本物と同様で、パッケージ台座の色やディティールは正規品でもロットによってまちまちな為、見た目ではなんとも言えませんでした。何より、実際の照射の実力的にも本物か、模造品であったとしても本物と遜色ないレベルにありそうです。真贋判定は難しい。


・・・CREE公式に存在していない XHP90、99、100、120、160など本家を無視して勝手に進化しているトンデモ型番なら非正規品だと一目でわかるところですが、50 や 70 の真贋判定は難しいですね・・・ おそらく「CREE製」と商品説明に明記されていない低価格品はだいたい模造品なのではないかと思います。ただし性能的には遜色なさそうなので真っ赤な偽物というよりクローン模造といった感じなのかも知れません。 CREE製と言っていなければ商標的な問題もセーフなんでしょうか。

ちなみに私の購入した個体の光色はどちらかと言えばほのかに暖色(赤・橙系)寄りながら申し分のない綺麗な昼白色でした。

操作はボディ中腹の電子式スィッチを軽くクリック
電子式なので刺激音がなくかすかなゴムカバーの凹凸音がある程度。
モードローテーションはよくある5パターンで押すたびに ハイ → ミドル → ロー → ストロボ → SOS → ハイ を循環。モードローテーションの中に「消灯」は存在せず、消灯はどのモードからでも「長押し」によって直接ワンアクションで実行される仕様。(初めての人にはちょっと馴染まない仕様かも知れない)

あとハイモードで連続点灯させてみたところ、筐体が暖まるまで数分ほど要し、そしてピークになってもだいぶ熱は上がってくるものの 持てないほど熱い、というほどには至らなかったです。

ライト本体の寸法サイズはパッケージ上の表記と実測では異なっており
(パッケージ表記の公称) 19.0cm (~ 17.0cm)  x 5.0cm x 4.0cm
(ノギスで実測した数値) 19.3cm (~ 17.8cm) x 4.45cm x 3.15cm
・・・伸縮時それぞれの全長、最も太いヘッド部の径、最も細いハンドグリップ部の径の順となります。


付属の26550充電池ですが、電池本体には「3.7V  - 26650 -」と記載されているのみで容量不明。パッケージ箱のラベルには電池容量 5000mAh と記載されていて いちおう PSEマークも添えて印刷されているものの、電池本体に製造者、製造国、容量、PSEマークいずれも記載がないところを見るとこれらは虚偽表記なんだろうなぁと察することができます。

保護フィルムを剥がして電圧を測ると電圧がなかったので未充電の不活性状態で梱包されているようです。なので時間かかりますが最初にじっくりフル充電しましょう。その初回充電時に入力電流量を計測してみましたが 5V 約2300mAh ほど入りました。電圧や経路損失など考慮すると実容量は 3.7V 2000mAhあるかどうかくらいかも知れません。図体の割に並の18650程度の容量ってことになるのでちょっと残念ですが、26650がポンと付属してるだけでもありがたいと言えましよう。(このレベルの質だと18650ならそのまた半分くらいの実容量なので)

ひと昔前はこの手のライトを入手するとなれば適正サイズのリチウムイオン充電池とその充電器なんかも別々に揃える必要があったりして初心者にはやや敷居の高い分野だったんですが、今や二千円そこそこでこの超強力なライトと電池と充電器(本体での充電機能)が一式揃って届いてしまう。なんともいい時代になりましたね・・・

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