前カゴ付ルックロスで走る人が自身の所持品、購入品をレビュー記録していくブログ。自転車関係、LEDフラッシュライトなどが中心。アクションカメラ関係はWiMiUS製品限定でした・・・
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WiMiUS Q1 に関する基本的な操作やあれこれをまとめ。
この手のアクションカムではインターフェースが4ボタン(モノによっては3ボタン)のみなので同類品の操作方法はだいたい似通ってると思いますがいちおうこちらは「Q1」専用の覚え書きです。
※ 特に赤文字は普通に使っているとわかりにくい内容
※ 青文字は WiMiUS S2 との相違
■ 起動、電源on / 電源off
[ mode ] ボタン長押し
(Q1は起動時、ディスプレイの起動ロゴ点灯まで約4秒ほどの時間がかかるが、実際には1秒間程度長押しした段階で起動命令は受け付けられている。)
(S2の場合、起動操作の長押し時間はディスプレイ点灯までの約2秒間の要する。)
■ 各種撮影モード、再生モード、設定モードの切り替え
起動後に [ mode ] ボタンを短く押す度に順次切り替わる
動画撮影 → 静止画撮影 → スローモーション動画撮影 → 再生 → 設定 →(動画撮影に戻り以下ループ)
※ 設定モードにきた時、[ OK ] ボタンを押すと設定モードに入れる。
■ Wi-Fiモード
撮影モード時、[ ↑ ] ボタンを短く押し、少し待つ
Wi-Fiモードへの切り替えをクイック操作で選択できる。
(設定モードからでも選択可能)
(S2の場合、操作が逆で Wi-Fiモードに切り替えるには「長押し」する)
■ 動画への録音 on / off
動画撮影モード時、[ ↓ ] ボタンを短く押す。押す度に on / off 切り替え
ビデオに音声を入れるか入れないかクイック操作で選択できる。
・・・カメラを裸のままいじりまわす場合、誤操作で無音ビデオにしてしまいやすいのでオンスクリーンディスプレイの表示で画面左下のマイクのアイコン状態をまめに点検するとよい。
(設定モードからでも選択可能)
(S2の場合、録音切り替えのクイック操作は 撮影実行中に [ ↑ ] キー短押し。)
■ デジタルズーム
撮影モード時、[ ↑ ] を長押しでズームイン、[ ↓ ] ボタンを長押しでズームアウト
デジタルズームは8段階に可変。
(S2の場合、操作が逆で デジタルズームは長押しの必要なく短押しで即使える)
■ 再生モードでの操作
[ ↑ ] [ ↓ ] ボタンで動画(静止画)を選択
[ OK ] ボタンで動画は再生開始
[ OK ] ボタン長押しで選択しているファイルを削除
ビデオ再生中は [ ↑ ] 長押しで巻き戻し、 [ ↓ ] 長押しで早送り
ビデオ再生中に [ OK ] ボタンを押すと画面一時停止 (Pause)
ビデオ再生中に [ mode ] ボタンを押すと再生中断してメニューに戻る
(S2の場合、ファイル削除操作は [mode] ボタン。削除のみでなくファイルを保護扱いに指定するファイルロッキングの選択機能もある)
※ PC接続時、メニュー画面となり3つの動作モードから選択する
「Uディスクモード(マスストレージモード)」
・・・カメラ本体にセットしているTF(マイクロSDHCカード)の内容を受け渡しするためのモード。カメラはカードアダプタやUSBメモリのような状態になる。
「パソコンカメラ(PCカメラモード)」
・・・PCカメラ、ウェブカメラとしてデバイス認識される。Windows7~10はOS標準ドライバで動作する。Windows10なら標準の「カメラ」アプリなどで入力される映像を利用できる。
「充電モード」
PCとの連携デバイスにはならず、単にUSB給電のみを受ける。選択操作後、カメラは平常の起動を維持したままになるので充電のみを行うなら本体の電源をオフにした方がよい。また給電を受けたまま通常の撮影や再生などを行うこともできる。
※ 前述の通り、USB給電しながらの撮影が可能。
USB接続時に「充電モード」選択ができるためコンピューターデバイスとの接続充電時でも給電稼働が可能。(なお、データ信号線のない充電専用ケーブルを挿すと自動で起動し選択メニューなしでそのまま平常動作となる。)
※ EV、ホワイトバランスの設定などは電源をオフにしても維持される。
(S2の場合、ホワイトバランス設定は電源を切る度に「Auto」にリセットされる)
※ バッテリー入れ替えで時計は初期化されてしまう。
アクションカメラネタ、手持ち3つめはこれ。
「4K Wi-Fi ACTION CAMERA」
★ノーブランド・スペック詐称品★
WiMiUS製品で気をよくしていたところ、あまりに激安(三千円ちょっと)だったので必要ないのについ買い増してしまった三台目。カラーは各色ある中から今回は白を選んだ。例によって大量のおなじみアクセサリが一式同梱されている。(バッテリーは1個だけ)
当該品のパッケージ。 表、裏、側面のどこにも製造者(または発売元)のブランド表記はいっさいない完全なノーブランド品。パッケージ自体はそれなりにちゃんとした印刷。
パッケージ背面に仕様表がある。
いじってみたところ、スペック詐称品であることが判明。
1. 4Kではない( → 最大解像度 1920x1080)
※ そのFHDもおそらく720Pからの引き伸ばしスキャン
2. 動画フォーマットが違う
( → 「MP4」という仕様表記だが実際は 「MotionJPEG.avi」)
「MP4」= H.264+AAC.mp4 を指すべき
(ひと昔前なら単に「MP4」と言った場合の定義はかなり曖昧だったが)
・・・4Kなんて実装していてもどうせまだ大抵が似非レベルなんだし、4Kがウソだとしても フルHDで撮れるなら実用上問題ないのではないか? と思うむきもあると思いますがとんでもない、おそろしく画質が悪いです。
画質の悪さはビデオコーデック方式のMotionJPEG仕様であることが強く影響していると思いますが、とにかく手持ちのWiMiUS製品の「Q1」「S2」と比較して劇的に画質が劣悪です。輪郭が不鮮明で色ぼけ、色にじみ、ノイズのざわつきがひどく、動画、静止画とも10年前のトイデジレベルの画質です。(すべての解像度設定において画質の悪さは同様)
カメラ設定モードの撮影解像度選択欄に「4K」の項目はあるのですが、これを選択して撮影すると実際のビデオは 1920x1080 で生成されます。 2Kはパッケージの仕様表には記載されていますが実際の設定欄にはなく、4Kの下はFHDです。以下、同様に選択した解像度は設定欄の1ランク下の解像度設定のビデオに繰り下がって撮れていくという具合。
・・・ただしフルHDで撮れる最上位のビデオもおそらくこれすら下位の解像度からの引き伸ばしっぽい画質で実力では720Pが上限かも知れない。またフレームレードは全モードにおいて「30fps」のみ。60fpsは撮れません。(この手の低価格 MotionJPEGエンジンだとそういう制約なのでしょう)
・・・なお、選択肢の最低解像度に VGA (640x480) があるのですがこれを選択すると設定表示には存在しない 320x240 のビデオファイルができてきます。
※ パッケージ背面の仕様表。
ビデオ出力に「4K 30FPS」、ビデオフォーマットには「MP4」と記載されているがどちらも虚偽。解像度モードについては全面的に内容も異なる。(4Kも 2Kも撮れないし、60fpsで撮れる解像度もない)
パッケージにも本体にも 4K、4Kと文字を踊らせておいてこれはひどいが、しかし意外なことに「4Kはウソ」「画質がすごく悪い」ことを除けば、あとはちゃんと WiFiも機能するようだし、内蔵ディスプレイも2インチ仕様、電子式手ブレ補正もいちおう載っているし、ループ録画機能、タイムラプス、モーションセンサー、車載モードなどあれこれ定番の機能は一通り揃っており、さらに「画質レベル(三段階)」「シャープネスレベル(三段階)」「HDR」「ISO設定(自動/100/200)」と画質面の設定オプションも充実している。(まぁ最高設定にしても根本的なレベルで画質劣悪なんですが・・・)、またPCカメラ(ウェブカメラ)としてもちゃんと機能するしでいろいろ勿体ないなと感じた。・・・画質さえ悪くなければ使いようもあるのに・・・
あと、ファームウェア表示もできるのだがそのデートを見ると 2017年 3月のものになっていた。2017年にもなってまだこんなスペック詐称品が作られているのか・・・
※ このノーブランドアクションカメラの 4Kモード(実際にできるビデオは 1920x1080)で撮影したビデオからのキャプチャ画像。静止画ですが画質のほどを察していただけると思います。(クリックで原寸大の画像)
比較参考に。「WiMiUS Q1」FHDでの同様のキャプチャ画像。低価格品でもまともなものはこういう画質ですよね。どちらも自転車巡行中のビデオから抜き出したものです。(クリックで原寸大の画像)
というわけで、この記事で訴えたいのは・・・
・ノーブランド品は信じない
この分野の商品でも中華ノーブランド品の信頼性は皆無だということを思い知りました。
「そんなのあたりまえじゃん」という声も聞こえてきそうですが、ともあれ製造元不明の商品はスペック詐称くらい日常茶飯事だと認識してた方がいいようです。
・MotionJPEG採用のカメラは画質が格段に悪い
とにかく低価格カメラでは「Motion JPEG」か「H.264」かで劇的にビデオの記録画質に差ができます。もちろんそれ以外の撮像モジュールの性能も影響しますが、これはいわゆる「地雷品」を避ける、見分けるための大きな指標になります。「Motion JPEG」と明記せず「AVI」と表示している場合もほぼ確実に「Motion JPEG」です。また今回の例のように仕様表自体が詐称されているケースも少なからずあると思うのでつまるところ「ノーブランド品注意」に尽きますが・・・
1920x1440 | 30fps | 16Mbps |
1920x1080 | 60fps | 24Mbps |
1920x1080 | 30fps | 16~18Mbps |
1280x720 | 120fps | 30Mbps |
1280x720 | 60fps | 16Mbps |